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「平等」という見えないもの

あの震災の直後、極限の状態でも暴動が起きなかった日本の民度の高さについて海外で報道されたようです。支援物資に群がったり奪い合うようなことがなく、きちんと並んで順番に受け取る人々の姿は世界に誇れるものだと思います。ボクは、日本人に浸透している「平等感」がその根底にあり、行動はそれ基づくものだと感じているのですね。「先を争わなくても、しっかり順番が来れば物資は受け取れる」という前提があるからこそ、奪い合いが起きなかったというわけです。しかしその前提を徹底させるために、「全員に配れない物資は配らない(=放置)」という避難所が少なくなかったという状況(100人いる避難所に90個のカップめんしか届かなければ配らないなど)もあったわけで、あまりにも平等が徹底されるのもいかがなものかと思ったりもします。ただ、平等を徹底しないと今後も冒頭の状態を保てない可能性もあるわけで、正直なところどちらが正解なのかはよくわかりません。

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FT86改め「86」

クルマ自体は、かなり後ろ向きですね。古典的なスポーツカーそのものです。ただ、AT率96%を超える現在においてもMT派が多かったりするスポーツカー購入層の趣向(ボクもそのひとり)を考えると「スポーツカーは先進的であればいい」とも言い切れないのでトヨタの判断は妥当だと思います。いっぽうで、儲かるはずもないのに「いま出さないと自動車文化の衰退につながる」という判断も含め背景にあるトヨタの決断は、これまでのトヨタでは考えられなかった前向きなもの。そういった側面から、86の登場でトヨタは大きく変わろうとしているのではという印象を受けます。自動車好きとしては、トヨタのその流れを支持しよう思わずにはいられません。
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ただ…個人的にはターボが欲しいところです。

モヒカンジェット

小松空港でモヒカンジェットに遭遇。これは写真に収めないと、とボクはその横のスポットに到着した飛行機の中から写真を撮りはじめたわけです。すると「外から見るのがいいんですよね。乗っちゃったら普通の飛行機と同じですから」と隣の席に座っていた落ち着いた雰囲気の女性。たしかにそのとおりだと、妙に納得です。
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タイの洪水

凄いことになっていますね、タイの洪水。アユタヤにあるホンダの工場が水没した様子ですが、ここは半年ほど前に訪れた場所でもあり個人的にもとても気になります。4月以降は震災による部品供給停止の影響でラインが止まり、やっと稼動が回復したところでの今回の洪水。生産設備は全滅に近いでしょうから、ダメージは計り知れませんね。水が引いた後、ホンダがどうやって工場を復旧するのか興味深いところです。
バンコクもこの週末は洪水に襲われる可能性が高そう、と日本では報道されていますが現地の友人は「たぶん大丈夫だと思うよ」とあまり心配していない様子でした。被害を受けないことを祈っています。

タイ洪水、日系企業に被害 ホンダなど工場冠水で生産停止【sankeibiz】
タイ北部や中部を襲った記録的な大雨による洪水によって、同国に進出している自動車や電機など日系メーカーへの被害が広がっている。ホンダ、日立製作所キヤノンなどの生産拠点があるアユタヤ県では多くの工場が冠水して生産停止に追い込まれ、復旧や生産再開のめども立っていない。さらに、部品供給網が寸断され、他県の完成車の製造がストップする事態ともなっている。日系企業は円高に伴いタイを重要な生産拠点と位置づけており、被害が長引けば業績への影響が懸念される。 特に大きな被害を受けたのがホンダだ。タイ中部アユタヤ県ロジャーナ工業団地内にある四輪車工場では部品供給問題で4日から8日まで生産を休止していた。しかし、8日には工場敷地が浸水し工業団地全体に退避命令が出された。「テレビでしか情報がないが、2メートル程度冠水している」(広報部)という。 洪水を見越して事前に完成車の大半を“退避”させたが、敷地内に残っていた数百台は屋根まで水に浸かった。工場内の製造設備も冠水しているが、被害確認もできないため、再稼働のめどは立っていない。 同県に進出する日立製作所のコンプレッサー(圧縮機)、キヤノンのプリンターなどの製造拠点がそれぞれ生産停止。東芝は半導体などの一部工場を停止したほか、住友金属工業の子会社も家電向け電磁鋼板の工場も休止した。 同じく生産停止に追い込まれたニコンは、約30人の日本人駐在員をバンコクの臨時事務所に集め、対策に乗り出す。日本電産は精密モーター工場が浸水したが、「操業停止が長引けば、中国などでの代替生産でまかなう」(広報)などの対応策の検討に入った。

海外で感じたこと

震災からもう半年が経つんですね。地震から1週間後に僕はバンコクへ出かけていたのですが、バンコクの街では日本への支援の輪が大きく広がっていることに驚きました。駅での募金活動に始まり、ショッピングモールでのチャリティーイベントや飲食店で寄付活動(特定日の売り上げを全額寄付するチェーン店まであった)など、街を歩けば日本支援にぶつかる状態。しかも、募金する人の姿が多いことに驚かされるほどです。その様子から、タイの人たちが親日だということを改めて感じました。正直言うと「日本もこうやって助けられる国に落ちてしまったか」とも思いましたが、それはやはり間違った考えで、みんなが支援してくれることに感謝するべきですね。タクシーの運転手からバンコクモーターショーのコンパニオンまで多くの人に、「元気出してね、未来はあるから」と励まされました。「タイが津波の被害を受けたときは日本の人が助けてくれたから、今度はそのお返し」という声が何度も聞こえたのが印象的でした。
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その1ヵ月後、上海に出かけていました。外灘をはじめ上海の街は派手なライトアップが多く、夜になると真っ暗な東京に慣れたボクにとってとても眩しい街に思えました。震災による電力不足がなかったら、そう感じることはまずなかったでしょう。そう考えてみると、震災をきっかけに日本人の視野は大きく広がったのだと思います。
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現場の士気の高さ

僕がはじめて被災地に入ったのは、地震が起きてから2週間あまりたってから。津波に襲われた地区は、言葉もでない光景です。被害を受けた地域が広すぎるため、2週間が経っているというのにまだ捜索の手が入っていない場所も少なくありませんでした。たとえば名取ICの近くのある地域も、僕が訪れた日にやっと大規模な捜索がおこなわれていたようです。

全国各地から応援に駆けつけた消防、警察、そして自衛隊。精神的に非常に厳しい現場だと想像しますが、現場の士気の高さは見ていて伝わってきます。それから原発の最前線にいる作業員も……。被災地で活躍する彼らの真剣な姿を見てボクは、日本も捨てたもんじゃないと思えます。

4月の2週目に、1週間弱ほどボランティアに参加しました。一緒に活動した大学生や20代の人たち(半分以上は女性だが寝袋持参で1週間入浴できないことも覚悟での参加)を見ていて、日本にはまだまだ未来があると確信しました。
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震災について

記憶の補助ための記録として、震災直後の状況を書き残しておきます。

3月11日に起きた地震の直後から、直接の被災地ではない東京においても地震の影響がでました。それもかなり大きく。原子力発電所がダウンしたことで電力不足に陥り、省エネが実行され、また一部地域では計画停電とよばれる強制的な電力カットとなりました。電力消費を抑えるために電車は間引き運転となり、照明落とし、暖房も切っています。これまで煌々と明かりをつけていたコンビニエンスストアは看板などの照明を消し、街灯も積極的に消されています。街は暗く、(経験してはいませんが)戦時中のよう。13年前に出かけ、「これが東側か」と印象深かったチェコの暗い夜を思い出します。

テレビでは津波に襲われた被災地の、目を覆いたくなる光景を繰り返し流しています。現実を直視しないといけませんが、見ていると気が滅入ります。仕事が忙しいから、ずっとテレビを見続けることができず、震災ついて深く考える精神的な余裕がないので、なんとか平常心を保っていられるような気がしています。

日本全体が、崖から突き落とされたかのような、なんともいえない喪失感に包まれています。


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ボタンの掛け違い

予想できなかったほどの強い地震だったとか、想定以上の高い波だったとか、理由はいろいろあると思います。しかしですね、自分の会社の施設に起きた事故に対してはしっかりと責任を持つのは一般的な企業であれば当然のこと。だから、「国の基準は満たしていた」とか「原子力安全・保安院の承認を得ていた」というのは単なる言い訳にしか過ぎないわけで、給料が減ろうとも、企業年金が減ろうとも、しっかりと賠償責任を果たさないといけないのです。というわけで、東京電力のトップが「事故は自分たちの責任ではない」と考えている時点から、ボタンの掛け違いは起こっているのですね。
被害を受けている人の中には、年金やボーナスどころか収入が無になった人も少なくないだろうに……。
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「老後の生活に直結」東電社長、年金削減を拒否 首相が再考求める【msn産経ニュース】
東京電力の清水正孝社長は13日の参院予算委員会で、福島第1原子力発電所事故の損害賠償資金を確保するためのリストラ策として、企業年金や退職金の削減を求める声が出ていることに対し、「老後の生活に直結する問題で現時点では考えていない」と述べ、検討対象とはしない考えを示した。中西健治氏(みんな)の質問に答えた。これに対し、菅直人首相はその後の同委員会で、年金削減について、「国民の納得が得られるか、東電自身できちっと判断していただきたい」と語り、減額を再考するよう促した。年金削減は、賠償問題で国の支援を受けるにあたっての条件である追加リストラの検討項目に挙がっていた。ただ、削減には現役社員約3万6千人と、給付対象の退職者約1万人の3分の2以上の同意を得る必要がある。公的資金の投入を受けた日本航空では、高額批判の強かった年金の削減が大きな焦点となり、現役が約5割、退職者が約3割をカットされた。東電でも今後、料金値上げなどで国民に負担を求める際に焦点となる可能性がある。



霞ヶ関初体験

とある会合に参加するため、国土交通省に行ってきました。そういえば省庁の中に入るのははじめての体験。外からは頻繁に見る国土交通省の建物ですが、はじめて中から外を見ると妙な感覚です。驚いたのは、担当だった官僚の対応。かなり事務的な説明を受けるのだろうと予想して出かけたのですが、その予想は的外れなものでした。丁寧かつユーモアを交えながらの語り口で“固さ”がなかったことが印象に残りました。後にお礼のメールまで頂き、こちらが恐縮です。本題後の雑談の中で「どうせ説明するなら、おもしろいと感じてもらえる説明をしたほうが興味を持ってもらえますからね」と言っていたことに、彼の性格が出ていましたような気がします。というわけで、ボクの中での官僚に対するイメージが大きく変わった、初省庁体験でした。
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TRAVEL_LosAngeles

久々にLAに行ってきました。相変わらず空はスッキリと晴れて空気も乾いていますが、この場所でとても心地よく過ごせるのは、気候のおかげだけではないみたいです。西海岸と東海岸の両方で生活した経験を持つ人によると「西海岸の人は陽気で親切なので、東海岸から移り住むと自分の心まで穏やかになるのを感じる」んだとか。今の日本は、潔癖になりすぎて何事においても過敏すぎ、それが生活や人間関係まで窮屈にしているような気がします。特に東京は。ボクはゆるい人間なので、もっとおおらかに生きたいといつも願っていますが、世間はなかなかそう動いてくれないので涙で枕をぬらす夜が続いています。
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